イオンモール 海外で相次ぎ協定 ベトナム・ドンナイ省、中国・湖南省長沙市と

2021/05/27 06:25 更新


 イオンモールは海外出店加速に向け、地方政府などとの協定締結を広げている。

 ベトナムでは5月21日、ホーチミン市に隣接するドンナイ省と「投資及び事業推進についての包括的覚書」を結んだ。これによりSC開発で相互協力を強化する。イオンモールはドンナイ省から開発に関する情報提供を受けるとともに、地元製品の日本向け輸出に協力する。

 イオンモールは成長戦略の中でベトナムを最重点としており、ホーチミンを中心とした南部はその中でも重点エリアの一つ。ドンナイ省は人口310万人で、今後の発展が期待されるという。

 中国では24日、湖南省長沙市人民政府と「協力連携に関する協定書」を締結した。SCの開発、運営を通じて消費市場を活発にする。長沙市は戦略的なパートナーとして情報提供を行う。

 イオンモールは24年にイオンモール長沙茶塘を開設することにしており、湖南省を内陸部の重点開発エリアに加えている。

 同社では19年度末30だった中国と東南アジアの海外施設を25年度に50施設に拡大する戦略を進めている。



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