《トップインタビュー2025》アダストリア社長 木村治氏 プラットフォーマーを目指す

2025/01/16 14:00 更新有料会員限定


木村治氏

 21年5月の社長就任以来、既存事業強化に加え、新規事業も立ち上げ、企業価値の向上に取り組んできた。自社ECのオープンモール化やBtoB(企業間取引)強化など、次世代の成長戦略に向けた布石も打っている。

MDさらに見直す

 ――24年度を振り返って。

 外出機会が増え、ファッション関連の消費は底堅い状況が続きました。物価高で節約志向もあるのですが、当社は付加価値を上げつつ、価格を上げており、お客様に納得して頂いた上で商品を購入してもらい、収益性も確保できていると思います。

 ただ、夏の長期化など、気候変動の影響は当社にも少なからずありました。24年はかなり思い切ったシーズンMDの変更を各ブランドで実施したのですが、それでも気温が想定を上回って推移した10月の商売は厳しかったですね。

 ――気候変動への対応は。

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