21年5月の社長就任以来、既存事業強化に加え、新規事業も立ち上げ、企業価値の向上に取り組んできた。自社ECのオープンモール化やBtoB(企業間取引)強化など、次世代の成長戦略に向けた布石も打っている。
MDさらに見直す
――24年度を振り返って。
外出機会が増え、ファッション関連の消費は底堅い状況が続きました。物価高で節約志向もあるのですが、当社は付加価値を上げつつ、価格を上げており、お客様に納得して頂いた上で商品を購入してもらい、収益性も確保できていると思います。
ただ、夏の長期化など、気候変動の影響は当社にも少なからずありました。24年はかなり思い切ったシーズンMDの変更を各ブランドで実施したのですが、それでも気温が想定を上回って推移した10月の商売は厳しかったですね。
――気候変動への対応は。
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