アダストリア 豊島と協業したハンディキャップのある人向け企画で試着会 

2021/10/26 06:27 更新


 アダストリアは10月24日、豊島と協業して進めているインクルーシブファッションのプロジェクト「プレイ・ファッション!フォー・オール」で作成した服の試着会を東京・渋谷の本部で行った。午前と午後の2回開催し、軟骨無形成症(低身長症)を持つ人や車いす利用者が参加。同社社員やメディア関係者などとも交流を深めた。

(関麻生衣)

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 同プロジェクトは持病や体にハンディキャップがある人に向けたアパレル製品を作るもの。豊島の3D・CGデザインシステム「バーチャルクロージング」を活用する。

 今回はアダストリア特例子会社のアダストリア・ゼネラルサポートの社員3人が当事者として企画に関わった。毎週のオンライン会議で日々の服装への悩みや課題を出し合い、服作りに反映した。

 商品は計6型ある。点滴時などに袖口をまくって大きなボタンで留められるようにした入院服や、袖の内側に合成皮革のパッチをつけて車輪を回す際に汚れないようにした車いす利用者向けのパーカやシャツなど。

 発案者でアダストリア・マーケティング本部の坂野世里奈マネージャーは「誰もが『何を着よう』とワクワクできる服や考え方を提案し、社会の空気を変えていきたい」とコメント。その思いのように、参加者は終始笑顔で、会場はファッションの楽しさやよろこびに包まれた。

 実際に車いす利用者向けのパーカを試着した参加者は「パッチの色がもっとカラフルだと『それ、かっこいいね』と会話のきっかけになる」と感想を話した。「同じ車いす利用者でも体の状態や職種、趣味が違う。それらをひも解くと企画の幅も広がるのでは」という。

 商品は9月8日から10月7日まで「キャンプファイヤー」など二つのクラウドファンディングサイトで先行販売し、20日から公式ウェブストア「ドットエスティ」で予約販売している。

軟骨無形成症(低身長症)を持つ人や車いす利用者が参加し交流を深めた


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