旅行需要の拡大を背景に、主力のラゲージがけん引し、売り上げを伸ばした。直営店とECでの販売を強化することで、利益率の向上にも努めている。
稼ぐ力がついた
――昨年を振り返ると。
人流が正常化した23年から業績が回復し始め、24年も好調が続きました。24年1~11月のグループ全体の売上高は、前年同期比約7%増と伸びています。
コロナ禍前はとにかく売り上げを伸ばすことを考えていましたが、今は利益率を重視している。サプライチェーンの整理など、無駄を省く構造改革を進めてきました。23年は過去最高の純利益を記録したのですが、24年12月期も同水準の純利益を出せる見通しです。
19年には約70店舗だった直営店を約110店舗まで増やせたのもトピックです。EC売り上げもコロナ禍前の約2倍まで伸びました。利益率の高い販路を広げたことで、着実に〝稼ぐ力〟がついています。
――ラゲージの好調が続く。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!