コスチュームジュエリーのアビステ(東京)が、東京・南青山に女性専用のカプセルホテル「アルビダホテル」をオープンした。
アビステらしい華やかさのあるインテリアと、「ブランドが培った女性へのおもてなし」をモットーにしたこだわりを随所に配した作りで、地下1階から5階までの6フロアに100室弱の客室(一泊6900~8900円)、カフェラウンジ、シャワールームなどを備える。パウダールームにはナノケアスチーマーにヘアアイロン、ラウンジには美顔ローラーやフットマッサージャーを装備するなど、女性ならではの需要に対応。欧州から独自に仕入れた装飾的な壁紙やクラシカルなチェアも目をひく。
同社では、16年にインテリアアート店「ギャラリー・ライフアクセント」、17年に旅をテーマにした雑貨店「旅・ボヤージュ」と新業態の開発を進めており、アルビダホテルもその一環。1年の半分は海外出張に出る長尾義人社長が「海外のデザイナーホテルのようなわくわく感と、アビステの世界観を表現できる場を」との思いで企画した。
アビステは1号店が青山からスタートし、本社も同地にあることから「地域に根ざしたホテルでありたい」と外苑前に近い立地に決めた。
オープンから2週間足らずだが、1月末まで全室30%オフのキャンペーンの効果もあり「既に年末年始は100%の稼働率」だ。利用者は国内の旅行・出張者が中心で、ファッション関連の関係者も多い。
今後の展開として、現在台湾から誘致の声が掛かっており、進出を検討中としている。