アバハウスインターナショナルは、レディスブランド「カリテ」の売り上げが順調に伸び続けている。パンツを軸にし、アウターなどとのスタイリング提案でファンを広げている。
カリテはパンツを主力に、オンからオフまで対応できる単品コーディネートを提案する。ボトムはパンツに特化。17~18年の売り上げは2ケタ増と安定して伸び続け、今春夏も堅調に売れている。3~5月の既存店は前年同期比4%増。パンツが安定しているほか、ブラウスも売り上げ増に貢献しており、ニットなどは雑誌との協業商品も好調だ。
主力のパンツの売り上げ構成比は4割前後。3~11号の5サイズ展開で、シーズンごとにパターンを改善してはき心地やシルエットを工夫している。定番の「グッドラックパンツ」の顧客が増加している。定番商品の素材の幅を広げたことも売り上げにつながった。トップも充実してスタイリングの幅を広げ、客単価が上がっている。秋冬のアウターの強化も売り上げ増の要因だ。
店舗数はこの間、ほとんど変わっていない。SC、百貨店に約20店(複合店を含む)を出している。昨年、久しぶりに日本橋高島屋SCに新店を出した。
今後は着用シーンの幅を広げることに力を入れる。カジュアルテイストの企画を充実させることで多様なシーンで着用できるスタイリング提案を強めていく。
