サードオフィス、スポルディングJと契約

2016/11/17 06:32 更新


春夏から米「エー・ジー・スポルディング・ブロス」 ハイエンド専門店狙う

 アパレルメーカーのサードオフィス(東京)は、スポルディング・ジャパン(東京)と米スポーツブランド「エー・ジー・スポルディング・アンド・ブロス」の日本国内の企画・生産・販売のライセンス契約を結び、17年春夏物からセレクトショップやハイエンドファッション専門店向けに販売を開始する。

 同社は3年前から商品企画・物作りだけでなく、販促、VMD改善を含めたブランド活性化事業を進めてきた。カジュアルスポーツ系ウェアで米「エバーラスト」を手掛けており、17年春夏物から米「グリーソン・ジム」もセレクトショップ向けに販売する計画。エー・ジー・スポルディング・アンド・ブロスで3ブランド目となる。

 商品はファッション性に重点を置き、ブランドの歴史とアスレチックウェアとしての機能を兼ね備えた商品で構成する。Tシャツの2枚パッケージボックスやルックブックの作成などで店頭訴求力を高める。

 17年春夏物はUSコットンを使用する。ビンテージ感とオーセンティックな感覚を重視したTシャツ、スウェットが中心だが「歴史的な意味合いを表現する企画」としてテーラードジャケットも企画する。Tシャツは汗染み防止加工した18番単糸生地のポケット付きと無しの2型で丸胴ボディーを用いる。

 価格はTシャツ・スウェットが3800~9800円、パンツ7800~9800円、ジャケットなどアウターが1万4000~2万2000円を予定する。

 同ブランドは、1876年に米国で設立されたエー・ジー・スポルディング・アンド・ブラザーズ創設者のアルバート・グッドウィル・スポルディング氏の名前を冠したブランドで、現在のスポーツブランド「スポルディング」の原点にあたる。17年春夏からは日本とイタリアでのブランド展開となる。

 

17年春夏物から発売される「エー・ジー・スポルディング・ブロス」のUS綿を使ったTシャツとパッケージ



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事