【23年春】商業施設・百貨店の改装まとめ

2023/04/17 06:30 更新


 商業施設・百貨店は、主にシーズンが切り替わる春と秋に、一定数のショップや区画を改装しています。館をリフレッシュすることで集客力を高めたり、顧客ニーズに応えるのが狙いです。繊研新聞、繊研電子版で3~4月に掲載した主な改装トピックスを一覧にしました。改装の内容だけでなく、その目的や成果を取材した記事も含まれています。市場調査や春のお出かけにご活用ください。

【目次】
  • 池袋パルコ
  • 表参道ヒルズ
  • イオンリテール
  • あべのハルカス近鉄本店
  • ビナフロント
  • シャポー小岩
  • ミーナ天神
  • 渋谷パルコ
  • JR博多シティ
  • 天神地下街
  • 神戸阪急
  • サンシャインシティ・アルパ
  • イオンレイクタウン
  • ららぽーと甲子園
  • 札幌ステラプレイス
  • マークイズみなとみらい
  • ルミネ新宿・ルミネエスト
  • コクーンシティ
  • 東急百貨店札幌店
  • あべのキューズモール
  • カトレヤプラザ伊勢佐木
  • 丸ビル・新丸ビル
  • ラシック
  • 天満屋岡山本店
  • シャポー小岩
  • JR名古屋高島屋
  • コレットマーレ
  • HEPファイブ
  • ルミネ
  • ららぽーと湘南平塚

  • 池袋パルコ 「駅のトラフィックに頼らない」大型改装で成果(4/12付)


     池袋駅東口の池袋パルコはコロナ禍での駅利用客の減少などの環境変化を踏まえ、「館の魅力と発信力を高め、駅のトラフィック(通行量)に頼らずに自力で集客する」(掛谷亮介店長)大型改装を21年秋から段階的に実施し、成果を上げている。

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    表参道ヒルズ 今春5店を刷新、高感度な提案さらに(4/12付)

     森ビルが運営する表参道ヒルズ(東京都渋谷区)は今春、ファッション、雑貨の新業態や日本1号店を中心に新店4店を導入する。施設として初めてフィットネスジムを入れ、上質、高感度なライフスタイル提案を強める。

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    イオンリテール 都市型SC「そよら」を今期5施設オープン(4/11付)

     イオンリテールは23年度、改装も含めて都市型SC「そよら」5施設を開業する。これにより20年にスタートした同フォーマットは8施設に広がる。

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    あべのハルカス近鉄本店 婦人靴を3階に移設、「美ジョンテラス」新設も(4/11付)

     あべのハルカス近鉄本店は、今春の婦人靴売り場の移設・改装に伴い、低層階の「MD構成の一新」に着手する。また、4月27日に新売り場「美ジョンテラス」をタワー館5階に新設する。

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    海老名駅前のビナフロント 初の大型改装(4/11付)

     小田急SCディベロップメントは4月12日、小田急線海老名駅前で運営する商業施設、ビナフロント(神奈川県海老名市)に新店3店を導入、14年10月の開業来初の大型改装を完了させる。

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    シャポー小岩 改装第1期が開業、30~40代流入層に対応(4/7付)

     JR総武線・小岩駅の商業施設、シャポー小岩(東京都江戸川区、運営はジェイアール東日本都市開発)は3月30日、改装の第1期がオープンした。地域の愛着に応えるとともに再開発で流入する層に対応する。

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    ミーナ天神 4月28日に改装オープン ノース天神と一体化(4/6付)

     ミーナ天神(福岡市天神)は、隣接する商業施設のノース天神と一体化する全面改装工事を経て、約2万2110平方メートルを超える大型商業施設として4月28日に開業する。ユニクロとジーユーが九州最大級で出店するのをはじめ、福岡初出店など32店が開店する。地域とつながる場として地下1階に期間限定店「つながるひろば」を新設し、地域のいいものの紹介や短期イベントを開き、にぎわいを創出する。

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    渋谷パルコ 「高感度と独自性」重視し大型改装(4/6付)

     渋谷パルコ(地下1階~地上10階)は今春、「高感度で、独自性のあるファッションとカルチャーの発信を追求」した大型改装を実施している。その一環として、4月14日に「バーバリー」のレディス・メンズウェアと雑貨店を地上1階に導入する。

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    JR博多シティ 春の改装第2弾 九州初3店など7店導入(4/4付)

     JR博多シティは春の改装第2弾として、九州初出店3店を含む9店のリニューアルを順次進めている。

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    天神地下街 地下鉄延伸による回遊増へ期待 スイーツなど6店開店(4/3付)


     福岡市の天神地下街が3月25日、南エリア(11、12番街)にパンやスイーツといった新店など6店をオープンした。27日には地下鉄七隈線が天神南駅から博多駅まで延伸開通しており、天神南駅に直結する同エリアで増加が期待される回遊客の取り込みへ食物販を強化した。

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    神戸阪急 4月26日に本館4階を改装オープン(3/31付)


     全館大規模改装を進めている神戸阪急は4月26日、本館4階を改装オープンする。「洗練された上品で華やかな暮らし」をコンセプトに三つの自主編集売り場を設け、婦人服、食器、インテリア雑貨など、いずれもカテゴリーミックスの売り場を構築する。上層階のライフスタイル提案型フロアの第1弾と位置付けている。

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    サンシャインシティ・アルパ 大型改装で売り上げ回復(3/29付)


     東京・池袋の大型複合施設、サンシャインシティ内のSC、サンシャインシティ・アルパ(地下1階~地上3階)は昨年夏と秋冬に実施した大型改装の成果などで、売り上げが順調に回復している。今期(23年3月期)の売上高は今年2月までで前年同期比44.1%増、19年度同期比で11.3%減に改善した。「昨年10月以降は19年度同期実績を超えている」(塩野泰サンシャインシティS・C事業部次長)という。

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    イオンレイクタウン 3年かけ大改装、200店近く刷新し差別化(3/28付)


     イオンモールは主力施設の改装を進めている。イオンレイクタウン(埼玉県越谷市)では25年までの3カ年にわたり増床を含めて機能を強化する。構成するKaze、Mori、アウトドアの3館で改めて役割分担を明確化するとともに、周辺環境の整備まで行い、エリアの価値向上につなげる。

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    ららぽーと甲子園 4月に大型店を新規導入(3/28付)

     ららぽーと甲子園(兵庫県西宮市、運営は三井不動産商業マネジメント)は4月、イーストエリア2階のイトーヨーカ堂跡に大型店3店を集積する。

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    札幌ステラプレイス 急速に売り上げ回復 「上質カルチャー」構築(3/27付)


     JR札幌駅の駅ビル、札幌ステラプレイス(運営は札幌駅総合開発)は急速に売り上げが回復している。22年秋の改装が積極的になりはじめた消費者を捉えている。23年度は改めてファッションの楽しさを打ち出すとともに、半歩先の提案としてカルチャーのゾーンを構築する。

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    マークイズみなとみらい 最大規模の改装(3/24付)

     三菱地所プロパティマネジメントが横浜市のみなとみらい21地区で運営するSC、マークイズみなとみらい(地下4階~地上6階)は、13年6月の開業以来最大規模の改装を実施する。今年6月の開業10周年を機にした施策。第1弾は、期間限定店を含め、2~4月に新店5店を導入し、6月下旬に地下1階の食物販フロアを全面改装する。夏に第2弾の改装を実施、24年春に地上5、6階に大型複合映画館(シネコン)を導入する。

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    ルミネ新宿とルミネエスト レディス中心に売り上げ回復(3/23付)


     ルミネがJR新宿駅で運営するルミネ新宿とルミネエストはショップと連携して、中心客層の需要喚起策に取り組んだ成果で、主力のレディスファッションを中心に売り上げが回復している。政府の水際対策が緩和された昨年10月以降はインバウンド(訪日外国人)売り上げも大きく伸び、全館売上高に寄与している。今後も改装と販促を積極化し、来期(24年3月期)は売り上げの本格回復を目指す。

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    コクーンシティ テナント入れ替えとイベント再開(3/23付)


     さいたま新都心駅前の大型商業施設、コクーンシティ(さいたま市、運営は片倉工業)は22年10月以降、コロナ前の売り上げを上回っている。順次入れ替えてきた店揃えと再開したイベントが来館者を引きつけている。23年春もテナントの移転や新店の導入を継続、イベントを打つとともに、施設環境をブラッシュアップしてもう一段の伸びを見込んでいる。

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    東急百貨店札幌店 開店50周年を機に全館改装(3/20付)

     東急百貨店札幌店は23年10月の開店50周年を機に改装する。1~4階を再編集し、5~9階の上層階に集客力のある大型専門店を導入する。地域の顧客がさらに日常の生活を楽しめる品揃え、サービスを拡充する。

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    あべのキューズモール 13店を改装、西日本初の「ポケユニ」など導入(3/14付)

     あべのキューズモール(運営は東急不動産SCマネジメント)は今春、増床を含め13店を改装する。この間の足元商圏客の需要対応を強化する狙いの改装で、22年度は全館売上高、入店客数ともに前年比2ケタ増で推移している。

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    カトレヤプラザ伊勢佐木 開業来初の大型改装(3/9付)

     パルコは横浜市伊勢佐木町で運営する商業施設「カトレヤプラザ伊勢佐木」(地上1~3階)で、開業来初の大型改装を実施する。

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    丸ビル・新丸ビル 春に大型改装第3弾(3/7付)

     三菱地所と三菱地所プロパティマネジメントは東京・丸の内の丸ビルと新丸ビルで昨年9月から開始した大型改装の第3弾として、4月28日に丸ビル地下1階の食物販ゾーン「マルチカ」、4月下旬に新丸ビル7階の飲食フロア「丸の内ハウス」を全面改装する。ファッションを含む物販でも新店導入や既存店の改装を行う。

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    ラシック 春の改装、新たに10店がオープン(3/6付)

     名古屋・栄のラシックは今春、新たに10店をオープンするほか、既存6店を改装、期間限定店1店を導入する。旬のファッションに加え、「食」やアウトドア、ゴルフなどを軸に高感度で上質なライフスタイルを提案する。

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    天満屋岡山本店 今春の改装第2弾(3/3付)

     天満屋岡山本店は改装第2弾として、3月1日に県内初の「セオリー」を本館4階に、婦人服の「ギャラリーアイ」「ヴィカポタ」を本館3階に新規導入した。

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    シャポー小岩 3月30日改装オープン(3/3付)

     JR総武線・小岩駅直結の商業施設、シャポー小岩(東京都江戸川区、運営はジェイアール東日本都市開発)が3月30日、改装オープンした。22年1月から工事のため閉めていた千葉側エリアを開けるもので、14店の新店を含め、42店が揃う。

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    JR名古屋高島屋 ラグジュアリーゾーンを大規模リニューアル(3/3付)


     JR名古屋高島屋は23年秋、ラグジュアリーゾーンを大規模リニューアルする。メンズアイテムを中心としたラグジュアリーゾーンを7階に開設し、グランドオープンに向けて今春は新規5ブランドを含む全6ブランドが出店。既存のラグジュアリーフロアの2~4階では今春、3階の2ブランドが改装、今秋には34ブランドに拡大する。

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    コレットマーレ 改装完了、地域に応える店揃えに(3/2付)


     JR桜木町駅前の商業施設、コレットマーレ(横浜市)の改装が完了した。17年に同施設を取得したヒューリックが20年から進めていたもので、飲食で特徴を出した地域の日常のニーズに応える店揃えで、25年度には売上高で19年度から50億円積み増した250億円を目指している。

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    HEPファイブ 今春、12店を改装オープン(3/1付)

     大阪・梅田のHEPファイブ(運営は阪急阪神ビルマネジメント)は今春、4店を新規導入し、8店が増床や移転・改装する。

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    ルミネ 春の改装、全社で約110店刷新(2/27付)

     ルミネは今春、ニュウマンを含む全社で約110店を刷新する。香水を含むコスメなどを強化するとともに、ファッションを中心にルミネ初出店ブランドや新業態1号店を積極的に導入し、新しさと独自性を出す。

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    ららぽーと湘南平塚 初の本格改装で20店刷新(2/24付)

     三井不動産は、ららぽーと湘南平塚(神奈川県平塚市、運営・三井不動産商業マネジメント)を初めて本格的に改装する。2月20日~4月28日に20店を刷新するとともに、フードコートと屋外広場を大幅改修した。ファッション・雑貨を含め、「お客の多岐にわたるニーズに応える」とともに、足元商圏の子育てファミリーなどが「滞在し、使いたくなる」施設作りを強化する。

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