渋谷パルコが「高感度と独自性」重視し大型改装 「バーバリー」を1階に導入

2023/04/06 06:26 更新


 渋谷パルコ(地下1階~地上10階)は今春、「高感度で、独自性のあるファッションとカルチャーの発信を追求」した大型改装を実施している。その一環として、4月14日に「バーバリー」のレディス・メンズウェアと雑貨店を地上1階に導入する。

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 地上1階は3月24日に「ジル・サンダー」がオープンしており、バーバリーを入れることで、全館売り上げをけん引している欧米ラグジュアリーブランドゾーンをさらに強化する。バーバリーでは、オープン記念商品として、同館限定のトートバッグとバケットハットを発売する。同階は2月3日にコスメ「ジョー・マローン・ロンドン」、4月1日に商業施設初出店の米ニューヨークのラグジュアリー雑貨「ボーイ」を導入した。

 併せて、地上3階に商業施設初のアイウェアのセレクトショップ「トウキョウアイズ」を3月1日、インドネシアのサンダル「ハイジャック・サンダルズ」を3月17日、コーヒー豆「虎へび珈琲」の旗艦店を3月21日に導入。地上5階はアートトイ「T-BASEジャパン」を3月11日、21年9月に新設したアウトドアゾーンにアウトドアシューズ「メレル1TRL」の旗艦店を3月24日に入れた。アートトイは5月の連休明けをめどにさらに2店を入れ、ゾーンを新設する。

 23年2月期テナント売上高は当初計画の200億円を上回り、約229億円(前期比34%増)となった。今期も増収を目指す。秋は1階の一部をさらに改装するとともに、レディス・メンズファッションや服飾雑貨中心の3階に「グローバルファッションの大型ブランド」を導入する計画だ。



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