中小紡績 持続的成長への投資着々 高品質を安定供給、キャパ不足の工程を内製化
2023/08/29
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帝人フロンティア中核の帝人グループ繊維・製品事業が好調を続けている。4~6月の業績は、売上高756億円(前年同期比2.6%増)、営業利益は31億円(77%増)と増収・大幅な増益。通期の営業利益は100億円の見通し...
カシミヤを中心とした紡毛紡績の東洋紡糸工業(大阪府忠岡町)。コロナ沈静化した今年、欧州の市場開拓に本腰を入れ始めた。イタリアやフランスなど欧州の見本市では主力のベビーカシミヤや、カシミヤ・シルクの混紡糸シリーズ、...
高級服地とスーツの製造販売の御幸毛織(名古屋市)は、ウールジャージーの販売を開始し販路を広げている。織物だけだった同社がジャージーも扱うことで、アイテムの幅を広げ提案力を強化。編み地ならではのストレッチ性と着心地...
「100年物作りを続けてきた綿紡績として、次の100年も事業を続ける」――近藤紡績所(名古屋市)の近藤大揮社長は強い意志を示す。同時に「国内産地が存続できるよう支えたい。紡績業を続けるには、顧客でありパートナーで...
専門商社の4~6月連結決算は、増収・大幅な増益基調だった。繊維事業ではアパレルや小売り顧客の店頭販売が回復し衣料品OEM(相手先ブランドによる生産)が好調。前年は中国での都市封鎖や原材料費の高騰、急激な円安進行な...
東レは、独自技術により廃棄漁網を原料とするナイロン樹脂を一部に使用し、バージン材料100%と遜色ない物性を持つ漁網用再生ナイロン原糸の開発に成功した。【関連記事】東レが〝繊維to繊維〟リサイクルに本腰 スポーツ企...
「今が一番楽しい」。こう話すのは国内唯一の絹紡糸メーカー、中川絹糸(滋賀県長浜市)の中川嘉隆社長。「年を重ねるにつれて、面白いアイデアがどんどん出てくる」という。これまでの歩みも「とにかく開発」。その積み重ねが会...
染色加工上場4社の23年4~6月連結決算は自動車関連や海外販売など各社の得意分野がけん引し、4社すべて増収となった。一方、損益は明暗が分かれ、原燃料のコストアップに対する価格転嫁の進展や構造改革といった施策が左右...
東洋紡は人の心理や生理を数値化する快適性評価技術を動物に応用し、事業領域を広げている。動物園との協業などでデータを収集し、ペット関連で商品・サービス化を進める。 コミュニケーションが難しい動物の心理状態の把握に役...