素材・製造・商社

《素材メーカー、商社の決算分析①》合繊㊤ 価格転嫁進み、収益改善

2024/05/21

 素材メーカー、商社の24年3月期決算が出揃った。コロナの沈静化で回復が期待されたが、欧州や中国景気の停滞で足踏みし、衣料品は暖冬の影響も受けた。一方、産業資材は自動車向けの回復があり、コスト上昇に対する値上げや高...

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旭化成 営業利益2700億円を26、27年度に達成目指す

2024/05/21

 旭化成は事業ポートフォリオ変革や成長投資を進め、今期までの中期経営計画で当初掲げた営業利益2700億円を改めて26、27年度に達成を目指す。中期策定時に想定しなかった環境変化がマテリアル領域で起こっており、残り1...



スタイレム瀧定大阪「クロスクローゼット」 阪急メンズ大阪に期間限定店を開設

2024/05/21

 スタイレム瀧定大阪のメンズ「クロスクローゼット」は5月21日まで、阪急メンズ大阪4階で期間限定店を開いている。2年ぶりの開設で、テーラードTシャツやニットコレクション、ジョガーパンツなど新作を中心に揃えた。【関連...



《PTJ25年春夏から㊦》高まる輸出の機運とコスト対応

2024/05/17

 コロナ禍の沈静化と円安を背景に、輸出に力を入れるメーカーが増え、海外バイヤーも多く訪れた。円安は原燃料や輸送コスト増などの問題もはらむが、多様な対応で海外向けビジネスの強化を狙う。【関連記事】《PTJ25年春夏か...



紡績企業の繊維事業24年3月期連結決算 5社が減収、3社が赤字

2024/05/17

 紡績企業の繊維事業は、12月期決算の日清紡ホールディングス(HD)を除く6社のうち5社が前期と比べて減収だった。営業損益は増益が1社のみ。2社が減益、3社が赤字。国内のアパレル市場は全般的に低調で販売が振るわなか...



《PTJ25年春夏から㊤》海外バイヤーが多く商機に期待

2024/05/16

 5月9、10日に開かれたテキスタイルビジネス商談会、プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)25年春夏は、良質で個性的なテキスタイルを求める国内外の客でにぎわった。依然として、気候変動や円安進行、人手不足など...



合繊メーカーの24年3月期連結決算 円安効果でおおむね堅調

2024/05/16

 合繊メーカーの24年3月期連結決算は、円安効果もあっておおむね堅調だった。繊維は、各社の事業構造の違いや特殊要因で、まだら模様だ。欧州や中国の停滞、暖冬影響での秋冬の不振などが共通するが、価格改定の進展や自動車関...



東レの繊維事業 今期、売上収益1兆円を目指す 高付加価値化品を拡大

2024/05/15

 東レは今期(25年3月期)、繊維事業で初の売上収益1兆円台突破を目指す。環境配慮型素材や複合紡糸技術「ナノデザイン」など高付加価値品を拡大するほか、前期に減損処理を行った中国のスパンボンド事業の黒字転換など収益力...



PTJ25年春夏 気候変動により快適性が全アイテムで必須に

2024/05/14

 プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)25年春夏では、気候変動により快適性が全てのアイテムで必須となっている。同時に、外出需要の強まりから、普段使いのファッションアイテムでも光る個性が求められる。前提条件の...



PTJ25年春夏 技で表面感と機能両立 不透明な環境も強み生かし対応

2024/05/10

 プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)25年春夏は、それぞれの強みを生かしつつ、円安や気候変動など不安定な状況に対応した物作りを見せる。外出需要が復活し、ファッションを楽しむ人が増えたことから、表面感など素...