浅沼小優

短期的なトレンドにすこし距離をおきながら、社会の関心がどこに向かっているのか考えてみるブログです。 あさぬま・こゆう クリエイティブ業界のトレンド予測情報を提供するWGSN Limited (本社英国ロンドン) 日本支局に在籍し、日本国内の契約企業に消費者動向を発信。社会デザイン学会、モード•ファッション研究会所属。消費論、欲望論などを研究する。

「クール」な白に注目?(浅沼小優)

2013/11/22

■ どうして白なのか?2014年春夏コレクションも終わって総評も出揃いました。WGSNでは、ウィメンズの主なテーマとして、「スポーツ・デラックス」、「モダン・ロマンス」、それから「ネイチャー・ガール」をあげています...

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バルネラビリティ(浅沼小優)

2013/10/17

■案外と把握できないカワイイ前回、カワイイの意味にバルネラビリティ、つまり脆弱性が含まれていること、そして、この事実が案外と見過ごされてきたのではないかと書きました。ここでことば遊びをするつもりはないのですが、カワ...



ファッション界におけるカワイイ(浅沼小優)

2013/09/11

■ブランドの永遠のテーマラグジュアリーブランドに詳しい方には目新しい話ではないと思いますが、ブランドの永遠のテーマは伝統と革新ではないでしょうか。この二つのことばはブランドが老舗であればあるほど、欠かせないキーワー...



内また歩きとカワイイ(浅沼小優)

2013/08/08

ファッショナブルで内また歩きおしゃれと内また歩きは矛盾すると思っていたのですが、2000年代の半ば頃でしょうか、一見なかなかおしゃれなのに、内また歩きの女性がかなり目につくようになりました。しかもここ数年は、ひとだ...



服の共同性(浅沼小優)

2013/07/09

トーンを落とすことで探る関係ラグジュアリー・ファッションのキーワードとしてdiscreet、とかsubtleといった、さりげなさ、控えめであることにスタイルを求める形容詞が気になります。1892年から2013年まで...



少し距離を置いて(浅沼小優)

2013/06/19

トレンドは毎シーズン、つぎつぎとキーワードを繰りだします。たとえば、ことしはシネマティックな雰囲気に注目が集まっていますが、60年代風もあれば、70年代的スタイルもあり、『華麗なるギャツビー』の公開もあるので20年...