《連載 次代への襷》⑧ 及川被服 (本紙1月28日付け)
2013/06/21
作業中の工場内を爽やかな笑顔で案内する若い男性。採用活動の一環として、自ら工場見学をアテンドする及川栄樹常務だ。興味を持った学生ならば、放課後だろうが、部活後だろうが、いつでも歓迎。たった1人でもじっくり1時間以...
2013/06/21
作業中の工場内を爽やかな笑顔で案内する若い男性。採用活動の一環として、自ら工場見学をアテンドする及川栄樹常務だ。興味を持った学生ならば、放課後だろうが、部活後だろうが、いつでも歓迎。たった1人でもじっくり1時間以...
大きな音が響く本社縫製工場を入ってすぐ左の小さな部屋。中には生地、ミシン、机、ホワイトボードが整然と並んでいる。部屋の入り口には「匠塾~ものづくりは人づくりから~」という看板。ここは服作りを学ぶ塾だ。 そもそ...
毎日夕方、終業時間になると、若手社員がぞろぞろと工場内の一室に集まってくる。時間を忘れて黙々と靴作りに打ち込む。雪深い山形の紳士靴工場の夜は長い。 十数年前から靴好きの若手を研修生という名目で採用している。現...
トレンドは毎シーズン、つぎつぎとキーワードを繰りだします。たとえば、ことしはシネマティックな雰囲気に注目が集まっていますが、60年代風もあれば、70年代的スタイルもあり、『華麗なるギャツビー』の公開もあるので20年...
「今回ばかりは地域にこだわろう」。東日本大震災から5カ月余り経った11年8月下旬、宮城県・気仙沼市にある縫製加工業、オイカワデニムの及川洋常務は海を見渡せる工場でこう決め、新ブランド「シロ0819」を立ち上げた。...
岡山県中央部の山中、加賀郡吉備中央町の廃校跡地。都会の喧騒(けんそう)を離れた自然豊かな環境で、「ほっておくといつまでも仕事を続ける」(河合誠社長)ほど、ものづくりに打ち込む若者の集まる工場がある。 厚手の帆布...
繊細な金属音の響く緊張感のあるアトリエ。就業時刻を過ぎても作業に没頭するのは、入社4年目の今野琢也さん。JJAジュエリーデザインアワードに向けた作品作りだ。入社以来、量産品の担当を経て、現在は「逸品」と呼ばれるハ...
トルソーやサンプルが立ち並ぶオフィスで黙々と仕事をこなすパタンナーの女性2人。下田絢子さんと黒田佳奈さんは昨年6月中旬から9月中旬までミラノのアトリエで、現地の第一線のプロと共に仕事をした。 オンワード樫山は...
「このままではメード・イン・ジャパンが消えてしまう。優れた製品を世界に発信したい」。12年11月、都内のバーで、スーツ姿の男性などを前に熱弁をふるうのはライフスタイルアクセント(熊本市)の山田敏夫(30歳)代表だ...
新聞社にはオリジナルの記者手帳(取材ノート)があります。繊研新聞にもあります。縦15センチ、横8センチで、ジャケットの内ポケット、パンツの後ろポケットにすっと入って、さっと取り出せる優れもの。極シンプルであるのが...