ストライプがソフトバンクと共同出資会社 ECモール

2018/02/15 11:15 更新


ECモール参入の目的を語る石川康晴ストライプデパートメント社長

 ストライプインターナショナルは、ソフトバンクと共同出資会社ストライプデパートメントを設立し、15日ECモール事業に参入した。サイト名は「ストライプデパートメント」で、EC上の百貨店とし、30代半ば~40代後半の大人に向けた集客プラットフォームを構築する。立ち上げは600ブランド・6万点から開始。ソフトバンクモバイル会員の同世代女性800万人を集客母体とし、各ブランドとの在庫連携、最新ITの試着サービス・パーソナルスタイリングサービス・AI(人工知能)チャットを駆使、地方での実店舗出店なども展開し、独自ECモールを確立する。

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 立ち上げ時のモール参加企業・ブランドは、289社でレディス・メンズ合わせて600ブランド。年内には1000ブランド、3年で2000ブランド、将来的にはラグジュアリーやデザイナーブランド、スポーツなども加え3000ブランド販売を目指す。高品質、高感度、高単価なブランドに集中。ストライプのブランドは販売しない。平均客単価は1万5000円を想定。

 デパートメントがサイト運営、MD、商品撮影、物流まで行い、ソフトバンクは最新デジタルツールを駆使し、デジタルマーケティングで協業する。17年2月に設立した共同出資会社の出資比率はストライプ77.8%、ソフトバンク22.2%で、資本金は4億4000万円。

 将来の商品取扱高1000億円、購入顧客数300万人を目指し、長期的には100億円までの投資を見込む。石川康晴社長は「立ち上げで600ブランドまで揃えられたことで、取扱高1000億円までは10年でいけると考えている。ポイントはデジタルマーケティングの精度アップ」と意気込む。



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