顧客「解像度」アップへゾゾ、楽天が相次ぎ実店舗 既存サービス向上や次の事業にらみ

2022/12/16 06:30 更新有料会員限定


新宿マルイ本館に出した楽天グループ「ルーム」の期間限定店

 大手ECモール運営企業が相次ぎリアル店舗を出している。リアルだからこそ可能な体験を消費者に提供するとともに、実店舗から得られるデータを通して顧客の解像度を上げ、次の事業やサービス向上につなげる狙いがある。コロナ下の2年を経て、プラットフォーマーのOMO(オンラインとオフラインの融合)の在り方の一つとしてトライアルが始まっている。

(中村維)

【関連記事】楽天のショッピングSNS「ルーム」 新宿マルイに期間限定でショールミング店

OMOの一つ

 楽天グループは12月、商業施設に2店を出した。ラフォーレ原宿にシーズマーケットと組み、韓国発商品の魅力やトレンドを発信する「カルチャーマーケット・サポーテッド・バイ・ラクテン」を1日、オープンした。「楽天市場」で扱う商品を展示、QRコード経由でのオンライン決裁が可能な店だ。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定デジタルニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事