「ゾフ」のインターメスティック 「メガネスーパー」の運営会社を完全子会社化

2025/09/03 18:00 更新NEW!


 眼鏡ブランド「ゾフ」を運営するインターメスティックは9月2日に開催した取締役会で、投資ファンドのHorusHDと、「メガネスーパー」を運営するビジョナリーホールディングスの全株式を取得し、完全子会社化することを決めた。株式譲渡の実行日は10月1日を予定しており、株式買い取り価格は190億円。

【関連記事】「ゾフ」 グローバルブランドアンバサダーに目黒蓮さん

 インターメスティックグループは、眼鏡小売店、ゾフで全国にSC中心に317の店舗網を持つ(7月末現在)。HorusHDグループは、メガネスーパーを主力に、眼鏡とコンタクトレンズの小売店を路面店中心に全国に300店(4月末現在)出店。今回の株式取得による完全子会社化で、両グループ合計の店舗数が国内で600店を超えるアイウェア小売企業が誕生する。両グループの店舗は地域的に重複が少なく、同一商圏での競合による退店は限定的とみている。

 メガネスーパーはコンタクトレンズの販売に注力しており、グループ売上高でも眼鏡をコンタクトレンズ(EC売上高含む)が上回っている。コンタクトレンズの顧客は若年層が多く、インターメスティックの顧客層と重なりが大きく、今回の株式取得による相乗効果を見込んでいる。インターメスティックが強みとするサングラスはコンタクトレンズと同時に使用でき、親和性が高い事業領域で、新たな成長機会の創出を期待する。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事