越境EC支援のジグザグ(東京、仲里一義社長)は、海外ユーザーによる不正決済を防ぐ機能「セキュア・ペイメント」で、直近の約半年間(19年9月~20年2月)で400件以上、6600万円相当の不正決済を排除した。
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セキュア・ペイメントは同社の主力サービス「ワールドショッピング・ビズ」に標準装備されている機能。不正決済リスクをはらむ海外からのアクセスをショッピングカートに振り分け、サービス提供先であるEC事業者の不正決済による金銭被害を防止する。同社はこの技術で特許も取得している。
サービスを導入する全てのサイトのうち、約10%のECサイトに不正決済と思われるアクセスを検知した。近年、海外からのアクセスで「私書箱」「転送サービス」「空き家」などを利用した直接注文により、不正決済を試みる事態が多く発生しているという。