《ゼロからわかる素材のあれこれ》知っておきたい繊維の分類

2026/07/13 06:00 更新有料会員限定NEW!


 普段私たちが着ている衣類には様々な繊維が使われているが、大きく2種類に分けられる。植物や動物、鉱物など自然界にある素材を使った天然繊維と化学技術で人工的に作られた化学繊維だ。身近な素材にもそれぞれ歴史や特徴がある。本連載では、繊維の基礎知識を一から紹介していく。

知っておきたい繊維の分類

 天然繊維は植物繊維、動物繊維、鉱物繊維の3種がある。植物繊維は綿や麻、バナナやパイナップルの葉など、植物から作られる。動物繊維は昆虫や哺乳類からとれる繊維でタンパク質が主な成分。鉱物繊維は石綿があり、かつては建築材料や機械の部品などに使われたが、健康被害が社会問題となり使用が規制されている。 

 化学繊維は原料によって4グループに分けられる。ポリエステルやナイロン、アクリルは「合成繊維」だ。主に石油(化石資源)を原料とし、化学反応によって合成された高分子材料から作られる。レーヨンやキュプラなどの「再生繊維」は植物由来のパルプから取り出したセルロース(繊維素)が原料。天然物と化学繊維を結合させた「半合成繊維」や強く軽い炭素繊維やガラス繊維などの「無機繊維」も化学繊維に含まれる。

天然繊維の最大の転換点

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