トリイの「ユキ・トリイ・インターナショナル」19年春夏は、グレイッシュなパステルカラーのアイテムからスタートする。まだ寒い時期に、冬物にも合う春の気分の色を足していく提案だ。圧縮ニットのトップなどコートインや重ね着に使えるものが中心。
スポーツやワイルドなイメージを取り入れているのも特徴で、グログランテープを少し波を寄せながら肩から袖のラインに飾った裏毛のプルオーバーと揃いのタイトスカート、クラッシュ加工したレザーのライダーズジャケットなどがある。そこにパネルプリントのスカートやショールを合わせて、エレガントにこなしていく。
また、トレンドのモノグラムも出している。YとTとスクエアを連続したジャカードとプリントタイプがあり、スポーティーなジップアップブルゾン、セットアップできるタイトスカートやプルオーバーを作った。


このブランドの毎シーズンの楽しみの一つでもある柄物は今回、アイリスの花。薄く軽いポリエステルに、絵画のようなタッチでアイリスをインクジェットプリントした。さっと羽織るスプリングコート、ブルゾンなどがあり、これもスポーティーに仕上げている。
インターナショナルのラインは型数を増やした。スペシャルなアイテムと実用的な商品とをミックスしたラインナップで展示会での受注が好調で、前年を上回った。
「ユキ・トリイ」のラインでは、新規の客との接点を作る商品に力を入れている。12月から1月の様々なオケージョン、旅行でのドレスアップ、改まったセレモニーに使えるモノトーンのシリーズだ。フェミニンなブラウス、スカラップヘムのカーディガンタイプのジャケットやドレス、ツイードのノーカラージャケットなどがあり、好みでセットアップにでき、他のアイテムとも合わせやすい。