八木通商、「フリーマンズ・スポーティング・クラブ」拡大

2018/09/07 11:10 更新


 「メンズクロージング、バーバー(理髪店)、レストランが三位一体となったコンテンツとそこに生まれるコミュニティーが非常にユニーク」と八木通商は、米国で出資するフリーマンズ・スポーティング・クラブ・インコーポレーテッド(FSCI)を活用し、フリーマンズ・スポーティング・クラブ(FSC)事業を拡大する。

【関連記事】八木通商 上質なバッグ強化 出店続々、新ブランドも

 八木通商は13年からFSCを日本に独占輸入し、アーバンリサーチが販売などを手掛けている。こうした関係をもとに米国本国から資産を買い取り、17年にメジャー出資して新会社、FSCIを設立した。これを機にフリーマンズ・スポーティング・クラブの特徴である、「クロージングストア、バーバー、レストランの三位一体を強みとするブランド価値を米国で高め、その影響力を日本やアジアに波及させる」とFSCIの社長に就いた谷口勝美八木通商取締役北米総代表は話す。

 その第1弾として13日、ニューヨークでフリーマンズのバーバーをリニューアルオープンする。続いてフリーマンズのメンズクロージングストアを全面改装し、来年3月のオープンを目指す。

 現在の店舗展開はニューヨークとアーバンリサーチが運営する日本(単独店3、ショップインショップ2)に限られる。八木通商は欧米に加えアジアでのマーケティング、マネージメントに力を入れており、ゆくゆくはアジアの主要都市にフリーマンズ事業を広げる考えだ。

米ニューヨークのメンズストア「フリーマンズ・スポーティング・クラブ」


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事