22年度通期で、ブランド事業のコア営業利益100億円水準の達成などを指標に、「アパレルブランドの完全復活」を掲げている。それがデジタル事業、プラットフォーム(PF)事業の成長にもつながるとの見方だ。
一体で付加価値を作る
――「完全復活」への重点は。
プロパーシフト、OMO(オンラインとオフラインの融合)で、何と言ってもMD。コロナ禍でコミュニケーションが少し薄くなっていた商品検討の強化に意識的に取り組むなど、細かいレベルでプロセスを見直しています。OMOについては、デジタルリテール推進本部を新しく立ち上げ、ECとリアルを一体で取り組む意識づけと仕掛けを強力に推進している真っ最中です。ワールドオンラインストアと店舗全体の相互送客の活性化およびブランドごとの相互送客の二つのテーマで進めています。
――決算期を3月から2月に。
決算期変更せずとも結果を出している事業もありますが、前シーズンを引きずり、立ち上がりが出遅れがちでした。プロパーシフトとも関わりますが、ワンサイクル早めた戦い方を仕掛けるということです。
――価格対応について。
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