南大阪のセレクト店「ワークス」 “良い商品と接客”で伸ばす

2020/11/04 06:28 更新


近隣SCの建て替えに伴い3月に移転オープンした岸和田カンカンベイサイドモール店。過去最高のオープン初日売り上げに

 メンズ・レディスセレクト店のワークス(大阪府岸和田市、松下章人社長)が売り上げを伸ばしている。大阪府南部のSC内で5店運営しており、郊外型SCではあまり見かけない高感度ブランドを「接客第一」の店舗運営で、顧客を広げてきた。前期(20年4~5月)にかけて約1カ月半臨時休業したものの、8月期の売上高は「3年連続の前年超え」という。

メンズ・レディスが半々

 岸和田カンカンベイサイドモール、イオンモール日根野(大阪府泉佐野市)、同りんくう泉南(大阪府泉南市)、アリオ鳳(堺)、ららぽーと和泉(大阪府和泉市)の郊外型SCに出店している。店舗面積は115平方メートルから182平方メートルで、商品はメンズ・レディス半々の構成だ。扱うブラランドは、「ダントン」「ジムフレックス」「ル・グラジック」「ハリウッドランチマーケット」「ブルーブルー」「カトー」「ジョンブル」「D・M・G」「アメリカーナ」「グラミチ」など多数。都心部から遠い南大阪でこんなブランドが買える――。「びっくりさせたい」思いで夢だったセレクト店を立ち上げ、ブランドを充実してきた。「南大阪、大阪ではうちだけ」も多いという。

 購買客層は、20代前半から40代半ばと幅広く、顧客には「70歳の奥様」も。SCの集客力をベースにしながらも「(販売スタッフ)一人ひとりの個性を生かした」販売で顧客を獲得してきた。「都心部に出かけても、『やっぱりここで買うわ』と戻ってくる」顧客もいる。情報発信は、年4回のDM(ダイレクトメール)が基本。ECは「送料無料で数件」レベルで、仕入れと接客で勝負してきた。大手カジュアル専門店がSC内に出店しても「競合にならない」という。

「ザ・ノース・フェイス」「ウールリッチ」「ハリウッドランチマーケット」など著名ブランドが並ぶ岸和田店

6、7月は2ケタ増

 臨時休業したが、発注商品は全て仕入れた。長年取引しているブランドがほとんどのためだ。「頑張って1点でも多く売ろう」と各店に呼びかけた結果、営業再開後の全社売上高は6月が前年同月比10%増、7月は15%増の2ケタ増で、8月も前年実績を上回った。なかでも、14年10月にオープンした和泉店(115平方メートル)は増収を続け、6~8月も20~30%増と大きく伸ばした。昨年秋の立ち上がりから全体に好調で、前期(20年8月期)は「ここ数年で一番良かった」という。10月に1号店オープンから20周年を迎えた。顧客を対象にした周年イベントを開催し、10月も好調に推移している。

 今後も、メーカー商品を仕入れて売るという本来のセレクト店の今のスタイルのまま、店舗数を増やしていきたい考えだ。立地など決めてはいないものの「ここ2年で1、2店の出店は検討している」。

松下社長


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