都心部や百貨店にも出店拡大を続けるワークマン。今年もPBの大半は価格を据え置く方針だ。コスト上昇による値上げが相次ぐ中でも、高機能低価格を維持。そして今春夏からレディス中心にデザイン性を重視したPBの拡充で、アパレル市場に本格的に参入する。客層拡大と顧客化で持続的な成長を目指す。
(河邑陽子)
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コーデ提案や色強化
客層拡大の核となる「#ワークマン女子」は「季節衣料の販売構成比が高く、天候に左右されやすく、地方では需要が一巡すると客足が落ちる懸念がある点が課題」(小濱英之社長)。今はキャンプやアウトドア、防寒用アウターや部屋着、夏のワンピースやスカートの需要が高いため、「地方店でも長期的な売り上げ向上が見込めるように、春と秋の端境期にも売れる靴や購入頻度が高い一般衣料の比重を上げ、来店頻度の向上を目指す」。
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