ワークマンの新業態「ワークマンプラス2」が新津に1月開設 フルライン揃う複合型大型店

2022/12/21 06:30 更新


 ワークマンは23年1月12日、作業服・用品からレディスなど一般客向けのウェアと靴、キャンプ用品まで全て揃えた複合型の新業態「ワークマンプラス2」(ツー)を新潟県の新津に開設する。店舗面積は同社最大の約500平方メートルで、オープンモールの敷地内に出店し、幅広い客層の集客を狙う。

 新店では、商品は作業員と男性一般客向けのワークマンプラス業態の中規模店のフルラインに、#ワークマン女子業態とワークマンシューズ業態の製品を加えて構成。プラス業態の中規模店と比べ、レディス売り場は5倍、一般靴売り場は2倍に広げ、現在はEC限定販売のジュニアコーナーも新設する。

 作業服・用品から一般客向けの服とパンプスなどの靴、アウトドア用品まで、同社製品が一堂に揃う〝メガ業態〟として開発。女性客の来店や買い回りの利便性を考え、オープンモールの敷地内に出店する。近隣のホームセンターや食品スーパー、「ユニクロ」などからの流入客にも期待し、初年度は2億7000万円の売り上げを見込む。

 既存のワークマン業態とプラス業態は、仕事の必需品の作業服や用品を求める固定客が多く、来店頻度も高いため不況でも業績が下がらない安定性が強み。一方、女子業態の女性用機能ウェア市場は、成長性が男性向けの2倍以上と言われ、有力な競合が不在の成長市場。今回の新業態は、安定性と成長性を備えた同社最強の業態ながら、条件に合う場合に限定して出店する。

 プラス2業態の出店条件は①既存のワークマン業態とプラス業態が近くにない②作業客と一般客の両方の来店が見込め、SC内のテナントでなく買い回りしやすい商業集積地かオープンモールの敷地内③同社の全製品を陳列できる約500平方メートルの店舗面積の確保④広い駐車場を併設--の四つ。2号店も新潟県に24年3月までに出店する方向で交渉中。多店舗展開はせず今後もプラス業態と女子業態を軸に店舗網を拡大する計画だ。



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