ウールン商会、新規8出店計画

2015/05/26 06:35 更新


 ウールン商会(大阪)は今期(16年3月期)、8店の新規出店を計画している。同社が扱う全ブランドの雑貨のみを集積したショップ「アミカ」を今夏に開設するほか、イタリアのスポーツブランド「コルマー」のオンリーショップや婦人オリジナルの「ブランベール」などを出店する。前期以降の新規出店効果もあり、今期の売上高は前期比2ケタ増の88億円を見込む。

\

 今期は、春に「ラブ・モスキーノ」をルクアイーレに出店したほか、7月にはアミカを帝国ホテル東京に開設する。ストール、スカーフを中心とする服飾雑貨を集積したセレクトショップで、売り場面積は約40平方㍍。コルマーは今秋開業する「ららぽーとエキスポシティ」に出店する。

\

 また、百貨店内で店舗数を広げているブランベールをJR名古屋高島屋、京王百貨店新宿店に出す。いくつかのインポートブランドの出店も決定しているという。

\

 なお、同社の前期売上高は3.1%減の77億4200万円となった。「モスキーノ」「アルベルタ・フェレッティ」など14年1月に国内独占販売権を取得したインポートブランドの上乗せがあったものの、「ブルネロ・クチネリ」の小売事業が日本法人に移行した影響をカバーしきれなかった。ブランベールは前期末で店舗数15店(13年度末は6店)と百貨店への新規出店が相次いだこともあり、180%増と伸ばした。出店などの経費増で営業利益は大幅な減益となった。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事