ヤングカジュアル専門店のウィゴー(東京)は7月、大阪の旗艦店「ウィゴー」心斎橋店で使用する電力を、木質バイオマス発電でつくられた再生可能エネルギーに切り替えた。新電力ベンチャーのみんな電力(東京)を通じ、BPS大東(大阪府大東市)から供給を受けている。7月24、25日には、サステイナブル(持続可能)に関するイベントを同店で開催、2日間で約500人が来場した。
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イベントでは、フリーマーケットのほか、不用になった服をエコバッグにするなどした。同社は古着の販売を通じて個性やファッションの魅力を若者に伝えてきたが、サステイナブルについても興味・関心を持ってもらいたいと考えて開催した。
参加者からは、「作り手や売り手の顔が見えたからこそ物を大切にするという意識を持つことができた」などの声が多く聞かれたという。
同店の電力を再生可能エネルギーに切り替えるにあたり、心斎橋店のスタッフ数名がBPS大東の龍間発電所を訪問し、木質バイオマス発電について話を聞いた。電気もファッションと同様に色々な背景を経てつながっていることを学んだ。これらを顧客に伝えたいという思いが、今回のイベントのアイデアになったという。再生エネルギーに切り替えたことによって、同店スタッフの環境に対する意識の変化も感じられているようだ。