ワコールブランド事業本部 〝新・解放〟系を強化

2017/11/17 11:00 更新


 ワコールのワコールブランド事業本部は18年春夏、造形性と快適性を備えた〝新・解放〟系インナーを引き続き強化する。

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◆樹脂フレームで上げる

 新・解放系の代表商品グループの一つ、「スハダ」シリーズに、新しいブラジャー「スハダ・ワン」が加わる。ノンワイヤながら造形性を出すカギは、前中心に内蔵した小さな樹脂の〝マイクロフレーム〟。フレームがバストを持ち上げ、ふっくらとしたデコルテを作る。カップ脇はフラットな設計で、シルエットをすっきりさせる。5600円から。

 超極細繊維「ナノフロント」のテープでたるみを引き上げるボトム「スハダ肌リフト」には、通気性が高く、さらっとしたはき心地のメッシュのロング丈ボトム「スハダ肌リフトエア」(5600円から)が加わる。

 好調を続ける「ゴコチ」は、アクティブシーンに対応するXバックのブラトップ(4100円)を加える。さらに、イラストレーターやキャラクターとの協業で、話題を喚起していく。

「スハダ」シリーズにブラジャーの「スハダ・ワン」とボトム「肌リフト・エア」が加わる

◆百貨店キャリア強化

 百貨店ブランドの「パルファージュ」を、キャリア女性の〝マイ・ランジェリー・ブランド〟を目指して強化する。17~18年秋冬で終了する「インカラット」の人気シリーズもパルファージュに取り込み、フェミニン系が強かったブランド内に大人っぽくエレガントなラインも加わる。イラストレーターの水森亜土さんとの協業プロモーションなどを通じて、新規客の取り込みやデジタルマーケティングも積極化する。

 18年春夏、ワコールブランドのニットインナーの総称を「スゴ衣」に統一する。認知度向上とロングセラー化につなげるのが狙いだ。

 吸汗速乾、抗菌防臭などの快適性につなげる機能商品「スゴ衣・快適プラス+」、天然素材の心地良さを訴求する「スゴ衣・天然素材プラス+」、アウターファッションに合うインナー「スゴ衣・着こなしプラス+」の三つのカテゴリーに分類し、分かりやすいコミュニケーションを目指す。

 18年春夏は、天然素材プラス+から、希少な綿「天綿」高混率生地に接着技術を取り入れたタイプや、家庭洗濯機で洗えるシルクの肌着などを新商品として発売する。

従来のフェミニンから、大人っぽいエレガントなものまでテイストを広げた「パルファージュ」
ニットインナーは「スゴ衣」にブランド名を統一


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