前中期経営計画を見直し、今期から26年3月期までの中期経営計画を新たに策定した。サプライチェーンマネジメント(SCM)やブランドの改革、人員削減や不採算店舗の圧縮など抜本的なコスト構造改革に踏み込む。次の成長の成否が問われる重要な年となる。
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リードタイムを短縮
――ワコールの改革が鍵に。
コロナ禍による経営環境の急激な悪化だけでなく、収益構造の問題は20年余り続いてきたわけです。この間、海外生産によるコストダウンなどで一定の収益を確保してきました。在庫が膨らんだ時もワコールセールで売り切ることが可能でした。ただ、本当の意味での収益構造の見直し、真の顧客視点に立ったビジネスモデルの改革が遅れたのは事実。問題を先送りすることはできません。
――SCM改革の方向性は。
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