「ワコールサイズオーダー」 「デューブルベ」から刷新、24年度30億円へ

2021/01/13 06:27 更新


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 ワコールは約3000通りのサイズから自分に合うブラジャーをオーダーできるブランド「デューブルベ」を21年春、「ワコールサイズオーダー」に改称する。同社が掲げるスローガンで、一人ひとりにフィットした商品やサービスを提供する「ミート・ユア・ジャスト」を分かりやすく伝える基幹ブランドと位置付け、25年3月期には売上高を30億円(現在8億円)へと伸ばす計画だ。1月13日に店舗のサインをすべて切り替え、新名称でスタートする。

(壁田知佳子)

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独自の採寸もとに

 同ブランドはバストの底面周径(バージス)やボリュームなど独自の採寸をもとに好みのスタイルやデザインを選び、国内工場で約1カ月で生産して届ける。当初はビジネス街のビルやファッションビルなどの直営店を主力に販売してきたが、現在は百貨店に販路を切り替えた。サイズに悩みのある女性や既存商品のフィット感に満足できない女性のニーズをとらえ、「一度使うと離れられないという熱烈なファンが多い」(大原誠卸売事業本部ワコールブランドインナーウェア商品統括部プレステージ営業部部長)。客層は40~50代を中心に、20~70代と幅広い。シンプルなデザインのブラジャーは1万円以下と、百貨店ブランドのボリュームゾーンと同等の価格で購入できる。ただ、採寸や注文に時間がかかることや、採寸されることに抵抗があるなどのハードルもあり、既製品にないサイズの女性や下着にこだわりのある女性など利用者は限られていた。

シーズンごとにプリントや華やかなレース物も揃える

デジタルに投資

 利用者の利便性向上やBA(ビューティーアドバイザー)の手間の軽減、サービスの平準化、オンラインでの買いやすさなどを目的に、昨年からデジタル関連の投資を拡大している。

 ブランド名の刷新に先立ち20年12月には接客アプリを導入した。以前はBAが口頭で行っていたブランドの説明や要望の聞き取りをアプリに置き換えることで、サービスが平準化し、コミュニケーションがスムーズになった。BAは空いた時間でより深い接客ができるようになり、購入者の理解や納得度も高まったという。

 21年7月までには、現状はパソコンベースで設計しているオンラインストアを、スマートフォンをベースにした使いやすいサイトに改良する。売上高30億円を掲げる25年3月期までにはEC比率を40%(前期15%)にまで高める計画だ。店舗数は現状の33店から40店に増やし、3Dボディースキャナーを導入している店舗ではサイズオーダーとデジタルの計測を組み合わせたより満足度の高いサービスを提供していく。

 「コロナ禍もあり直近ではノンワイヤなど楽なブラジャーへと傾いたものの、中長期的には、美しくありたい、美しく見せたいというニーズは本質的にある」(大原部長)。ブランド名の刷新を機に、店頭やウェブ、雑誌、SNSなどを通じたPRに力を入れ、ブランド認知向上や新規客の獲得を目指す。

ロゴデザインも切り替える

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