《視点》セールの在り方

2026/09/01 06:23 更新NEW!


 夏物商戦が一段落した。今年も大型商業施設のセールの実施時期が二極化し、6月下旬~7月初めに開始した施設と7月中旬以降に実施した施設に分かれた。ルミネは全館セールを初日の7月16日だけに統一し、パルコは全社統一セールを今夏は休止し、セールは館ごとの対応にした。SHIBUYA109渋谷(109)は全館セールを昨年の7月1~13日から今年は7月16~30日にした。セールの勢いが全体として低下し、暑い時期が長くなる中で、夏物のプロパー販売を拡大するのが狙いだ。

 7月はルミネ、パルコ、109のいずれも好調。109は全館売上高を前年比16.9%増とした。一方、セールを6月下旬から7月初めに開始した施設の売り上げも全体として順調だった。共通するのはセールの実施時期に関係なく、プロパー品も売れた点。ルミネ、パルコ、109以外も含め、セール以外の販促を強化し、成果を上げた施設も多かった。

 今夏商戦はセールへの一定のニーズがある一方で、値引き以外の需要喚起策の効果も大きいことを改めて示した。セールの在り方を考える大きなきっかけとなった。

(有)



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