自動車メーカーのスバルがブランドライセンス事業を強化している。東京・恵比寿の本社1階にはライセンス商品を集積したショップを設けた。アパレルをファンにとってブランドをより身近に感じられるカテゴリーと捉えている。
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車は高額で購入する機会も限られるが、服は日常的に身に着けられる。既存ファンとの距離を縮めるだけでなく、これまで接点の薄かった層にブランドを知ってもらうきっかけにもなる。
ライセンシーとの商品作りは、スバル自身がブランド資産の新しい魅力に気付く機会にもなっている。以前はブランド像を守る意識が強く、色やロゴの使い方も厳格だったという。現在は、自分たちが考えるスバル像を一方的に示すのではなく、顧客が求めるスバル像に近づくことも意識するようになったという。
商品では、車種だけでなく、象徴的なエンジンをプリントしたTシャツが人気を集めた。かつて手掛けていた鉄道車両の銘板を商品化した例も、予想以上に好評だった。
他社の視点やファンとのやり取りを通じ、これまでは気付かなかった価値を認識する機会にもなる。ファッションはブランドの新しい魅力を引き出すカテゴリーと言える。
(平)
