子供服の「140の壁」をテーマに取材を受けた。特に女の子向けは140センチを超えると、色は薄紫や黒、肩開きや大きなロゴの服が目立つ。そんな親側の戸惑いの声を聞いた。
子供服を取材する立場からすると「そんな服ばかりではない」が正直な感想だ。実際には、装飾を抑えたシンプルな服や、子供らしい色柄を残したブランドも存在する。しかし、今までSCの子供服売り場で服を買っていた親は、下層階のファミリー業態や別の売り場の選択肢に気づきにくい。「そんな服ばかりが目につく」のも事実だろう。
考えたいのは、親が求める服をうまく言葉にできていないことだ。「肩開きじゃない」「ギャルっぽくない」。欲しい服ではなく、避けたい服を基準に語っている。
市場には確かに存在するのに、名前がないため見つけられない。140の壁の正体は服がないことではなく、服を探すための言葉がないことなのかもしれない。「○○系じゃない服」という検索が成立するだけでも、親たちの服探しは少し楽になるように思う。
(金)
