《視点》ショッピングカートと「LUUP」

2021/06/10 06:23 更新


 おばあさんがごろごろ押しているイメージのショッピングカートだが、20~40代の主婦層にも売れているらしい。都内のスーパーで若い女の子が使っているのを何度か目撃して驚いた。

 エコバッグが浸透するなかで、食品のまとめ買いや重い荷物を運ぶ際に使われているようだ。実際ショップを見て回ると「ACE」「ディーン&デルーカ」「モズ」など、おしゃれなものもたくさん販売されている。

 一方、シェアリングサービスの電動キックボード「LUUP」に乗っている人を見かけることも増えた。記者も体験してみたが、近場への移動や買い物に便利。自転車よりもスピードは遅いが、服装の自由度は高い印象だ。

 専用ポート(駐車場)であれば基本的にどこで乗り降りしても良い仕組みのため、自宅の近くにポートがあればリピート確定。ショップが空きスペースにポートを設置して、新規客獲得や従業員の移動効率化に活用する動きも出ている。

 コロナ禍で移動が制限されているが、生活圏での移動は必要不可欠で、移動のスタイルは少しずつ変化している。それに合わせるように、ファッションやビジネスも変わっていく。

(藤)



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