《視点》多目的スペース

2020/04/08 06:23 更新


 家の近所はコンビニやスーパーが乱立する激戦区。都心に近いため家賃が高いらしく閉店に追い込まれる事例も多い。閉店した跡に入り、何とか定着しているのは、安売りスーパーや100円ショップなど。価格競争力のある業態が目立つが、最近はスーパーの跡に入る24時間営業のスポーツジムが増加中だ。

 健康志向の高まりを背景に、5年ほど前からスポーツ人口は急激に伸びているそうで、比例してジムやスポーツ施設も増えているようだ。過当競争に入ってきたのか、神奈川では1階にランドリーカフェが入ったスポーツジムも登場した。

 運動の後、お茶を飲んで一息つきながら、汗で濡れた服やタオル、水着を洗って乾かせて便利。洗濯機と乾燥機のあるスペースにはアイロンとミシンもあり、カフェとともにジムの会員以外も利用できる。1階ではレンタルスペースも行っており、スポーツ以外の目的で訪れる人が6割を占め、地域の拠点として盛況だ。

 セルフ販売、セルフレジなど便利になる半面、対話や交流の機会が減る今の日本。多目的に使え、多様な人が日常的に集える場が求められているのでは。

(陽)



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