《視点》人材難を尻目に

2019/04/11 06:23 更新


 多くが新年度を迎えた春。18年に健闘したテナントを取材する時期でもあるので、専門店に長いスパンでの話を聞く機会も少なくない。

 前年結果だけでなく、19年の方針も聞くと、人材難という共通課題は続いているようだ。出店に際し、器(店)やモノ(商品)がしっかり用意できても、それをうまく機能させるのは店頭の人材だ。ECが広がる昨今は、リアル店ならではの魅力作りも求められ、ますます人材の数と質が問われている。

 先日、ある大手アパレル小売業が、京都に工場併設型のドーナツ店1号店を開いた。ライフスタイル提案型ブランドの新業態という位置付けで立ち上げたもので、様々な特徴やこだわりを持っているが、スタッフを募集した際、定員を軽く7倍上回る申し込みがあった話も興味深かった。

 立ち上げに際してアパレル事業から異動した人材はいたが、今後ドーナツ店からアパレルへの人事異動も進めば、人材の層はより厚くなるのかもしれない。業種やカテゴリーの垣根がなくなっていくなか、ノウハウは別として、異業種発の方が人材面で有利になるケースも出て来るのでは、とも思った。

(畔)


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