フィレンツェのピッティ・イマージネ・ウオモから始まった26~27年秋冬欧州メンズファッションウィークが幕を閉じた。結局のところ、日本ブランドの強さが際立つ格好になった。
【関連記事】26~27年秋冬欧州メンズトレンド スタンダードの再解釈広がる
まず、フィレンツェでは2人の日本人の招待ブランド「ソウシオオツキ」と「シンヤコヅカ」がロマンティックなショーを見せた。ミラノでは桑田悟史の「セッチュウ」の勢いを感じることができた。そしてパリに至っては初日から最終日まで正式スケジュールに15の日本発ブランドが名を連ねた。これはパリ・メンズの発表のうち2割以上を占めている。
パリ市内で日本のブランドを集めて開催された東京ファッションアワードの展示会イベントも盛況だった。ほかの国からインディペンデントの若手デザイナーがなかなかメインストリームに出てこない中で、この日本の状況は圧倒的と言える。
かつて、教育システムの優位性もあってかエッジの利いた若手ブランドはロンドンから登場することが多かった。ロンドン・ファッションウィークは若手の孵化(ふか)装置とも言われていた。しかし、今やその役割は日本に置き換わろうとしている。2月に入っても、都内では有力ブランドがショーを相次いで行う計画だ。海外市場を意識して、世界のウィメンズファッションウィークを前にショーをする。その姿勢が頼もしい。
