《視点》リュックor手ぶら

2019/02/08 06:23 更新


 日本民営鉄道協会が発表した18年度の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」で、「荷物の持ち方・置き方」が1位になった。一昨年の4位、昨年の3位からランクアップ。リュックサックを背負って通勤する人が増えたと同時に、背負ったまま満員電車などに乗車する行為を迷惑だと感じる人が増えたことを示している。

 たしかに電車内を見渡しても、リュックで通勤している人が多い。仕事着のカジュアル化や自由な場所で働くノマドワークなど、働き方の変化に伴って需要が高まっている。スーツとリュックの組み合わせもすっかり市民権を得た。タブーとする向きもあるが、気にするのは一握りだけ。リュックの機能性や快適性のメリットの方が大きい。

 一方で、手ぶら出勤も目立つ。たまに早朝の電車に乗ると、何も持たずに通勤するスーツ姿のビジネスパーソンがいっぱい。スケジュールや書類のデジタル管理が当たり前になり、キャッシュレス化で財布も必要なくなった。朝型勤務を推奨する企業もあり、朝にオフィスに立ち寄る場合は、自宅に持ち帰る荷物なんてない。記者も何度か手ぶら出勤を試したが、思った以上にストレスがなく快適な1日を過ごせた。

 人は確実に楽で便利な方に流れる。通勤では従来の手提げのビジネスバッグは縮小の一途をたどり、リュックか手ぶらかの二択になる。

(藤)


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