《視点》大阪2025

2019/02/06 06:23 更新


 スポーツ業界では「2020」または「東京2020」というと、誰でも「オリンピック・パラリンピック競技大会2020年東京大会」(東京五輪)のことだと分かる。当初からさまざまな問題が噴出したが、あと1年半ほどに迫り、猛暑対策や交通規制などの問題は残っているものの、今年は関連した話題で盛り上がりそうだ。

 五輪後には経済的な減速が懸念されており、その意味では25年に決まった「大阪・関西万博」は次の国家的行事として期待される。関西では「五輪後の目標ができて良かった」とおおむね評価されている。周辺にはカジノだけでなく統合型リゾートも整備され、関西経済の活性化が望まれる。

 万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。高齢化が進む日本では〝健康〟も重要な要素となり、スポーツは運動、健康増進の観点から貢献できそうだ。ただ関西以外の経営者と話していると「大阪でのイベント」という感じで、全国的には少し関心が薄い様子。そこで、より全国的な目標とするために、万博も「大阪2025」または「関西2025」と呼んではどうだろうか。

(茂)



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