《視点》服の可能性

2019/01/09 06:23 更新


 この間、30代を中心対象としたレディスアパレルメーカーを取材するなかで「気分が高揚する服」という言葉をよく聞く。「オフィススタイルがより自由になり、好きな服を着られる機会が増えた。女性が自分らしく働けるように、少しでも気持ちが高まるような服を提案したい」などだ。

 「服を着て気持ちが上向く」要素は様々。例えば、天然素材を使って着心地を良くする。スタイリングに明るい色を足してみる。ある企業では「丁寧に作られた洋服を大事に着る」ことが気分を上げるのだといい、伝統工芸を取り込んだり、定番型を色や素材を変えて何シーズンにもわたって作っている。

 洋服だけではなく、洋品雑貨も欠かせない。女性ならば特に、お気に入りのアクセサリーをお守りのように身に着ける人も多いはず。さりげないピースの一つでも、その日の活力に大きな影響を与えることもある。

 ファッションにおける優先順位の高低差は様々でも、衣は日々の生活やその人の個を形成する上で大切なものかもしれない。着飾るのではなく、自分が心地良いと感じる服を気軽に楽しむ。そんな思いに寄り添った服の提案がますます広がることを期待したい。

(麻)


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