スポーツやインナーメーカーからは以前から機能を重視した商品が出されていたが、今やあらゆる繊維製品に機能が付けられるようになった。外部環境から体を守ることが衣服の根底にある機能といえばそのとおりだが、現在は、快適に生活するための機能、パフォーマンスを上げるための機能など、機能のバリエーションも広がっている。
例えばインナーでは、暑さ寒さへの対応から、ストレッチによる着心地の改善、体を美しく造形する、さらに日焼け対策や静電気対策、においを防ぐなど。パッケージや下げ札を読むのもひと苦労するほど、たくさんの機能が盛り込まれている。
そんなインナー業界で最近よく聞くのが〝お役立ち〟というキーワード。スペックを競うのではなく、日常生活の困りごとの解決、忙しい女性のための時短につながるなど、新しい切り口の機能が求められているという。ガウチョパンツ着用時のトイレの困りごとを解決するランジェリーがヒットしたのは、典型的な事例だろう。機能も〝モノよりコト〟へ。ライフスタイルからの発想が重要になっている。
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