《視点》明るくないと

2017/12/07 04:00 更新


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 手芸の世界が変わってきた。これまでなかった新商品の登場は一つの要素だが、それ以上に〝シェア〟という要素が手芸のイメージを大きく変えることになったと思っている。

 代表的な手芸の一つである編み物の場合、最近人気なのは一般的な毛糸の編物とは違う。Tシャツなどに使われる丸編みの端切れをアップサイクルしたテープ状の素材「フックドゥ・ズパゲッティ」を使った編物だ。従来の編物にはなかったユニークな仕上がりに、感度の高い愛好者が飛びついた。初心者でも数時間で一つの作品が仕上がる手軽さも人気の理由。

 ここからが重要である。感度の高い愛好者はデジタルサービスを抵抗なく使う人たち。SNS(交流サイト)を通じて作品の写真、親しい仲間と作品を楽しく作っている様子を撮った写真をシェアし、新しいモノやコトにアンテナを張っている人に広く拡散されていく。ワークショップというリアルな受け皿がたくさん企画されて、体験価値を感じることもできる。この繰り返しで〝楽しい〟の輪がどんどん増幅している。

 「編物のイメージは明るい方へ変わってきた」とニットカフェを営む女性オーナー。「明るくないと人は集まってこない」という言葉が心に響く。(嗣)


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