《視点》ギフト

2017/10/24 04:00 更新


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 大人になって、贈り物をする機会が増えた。誕生日祝いや母の日、父の日は義実家の分も。盆暮れには、姪(めい)や甥(おい)へのちょっとしたプレゼントも用意する。結婚、出産関連のギフトも多い。

 とはいえ、ゆっくり買い物に費やせる時間はなかなか取れないため、ネットで品物を物色することもしばしばだ。ネットが便利なのは、贈る相手の趣味や好みが分かれば、関連した言葉でさっと検索できる点。義母の誕生日は、最近はまっているウィリアム・モリス関連の雑貨を検索、組み合わせて贈り、好評だった。実店舗をはしごして探していたら大変だったと思う。ただ、ネットはラッピングやカードの封入可否、配送日などでつまずくこともよくある。

 一方で、子供向けで役立ったのは実店舗。年齢や性別を伝えると、「それなら」といくつかおもちゃを紹介してくれた。そうしたおもちゃは、話を聞いて初めて分かる仕掛けや工夫のあるものが多い。ネットで一つずつ詳細までチェックして比較していたら逆に時間がかかったはずだ。

 リアルとデジタル、用途に応じて使い分ける時代になっているな、とそんなところでも感じている。(維)



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