《視点》親のキモチ

2017/09/21 04:00 更新


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 1歳半になる子供がいる。歩く際、よく靴が脱げたり、転んだりするので、ある子供靴専門店に相談してみたところ、「履かせている靴が硬過ぎる」と言われた。聞くと、この時期は靴の屈曲性が重要で、アッパーもソールもかかとから3分の2あたりで曲がり、かかと部分でしっかりとホールドできるものが良いとのこと。薦められたものを履かせてみると、脱げることも転ぶこともなかったので、すぐに購入を決めた。

 正直、頼りになる店員だと思った。小さい子はうまく意思表示ができないから、親は選んだものが良いのかいつも不安に感じている。特に足の健康やけがにつながるものならなおさらだ。

 店員も多くの親から同じような悩みを聞くのだろう。受け答えが慣れており、説明がうまかった。その店には無料の足型測定器があり、「小さい子は年に1.4センチ成長するから」と、以降は3~4カ月に一度は足のサイズチェックにその店に通うようになっている。

 専門的で頼れる人がいる店。こんなショップがもっと増えればいいのに。

(潤)



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