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身長が高いため服選びには昔から苦労している。いろんなレディスブランドのECサイトを見ても商品の着丈やモデルの身長しか記載されておらず、ブランドのそもそものサイズ基準が自分の体形に合うか分からない。店頭で試着するとやはり小さく、鏡に映る姿のなんと情けないことか。
結局、サイズ展開の多い大手セレクトショップや海外SPA（製造小売業）ブランドで買うことが多い。以前、アジアブランドの日本法人の担当者が、日本との違いとして「色のバリエーションは少ないがサイズ展開が多い」点を挙げていて、改めてなるほどと思った。
むやみにサイズを増やしても在庫管理のリスクになるだけだが、顕在化しにくい少数者のニーズはビジネスチャンスでもある。あるレディスブランドの担当者は、裾直しせずにぴったり合うパンツがあれば買い上げ率が上がるのではと話していた。
自分に合った服選びに役立つ商品情報やパーソナルなサービスが充実すれば、試着室でのあのがっかり感は軽減されると思うのだが。
（石）
