「ヴァレンティノ」は21年春夏コレクションを9月27日にミラノで披露すると発表した。コロナ禍を機に、コレクションの発表場所を再検討したといい、これまで発表してきたパリからミラノに移すことを決めた。メンズとレディスを同時に発表する。
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クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリは、「パリはヴァレンティノのDNAを体現する場所でもあります。しかしながら、現在の状況において通常とは異なる決定をせざるを得ませんでした。アイデアに取り組むとき、自分の中からエネルギーがあふれ出てくるのを感じますが、今こそ、そのアイデアを広げ、育てていくときだと感じています。ミラノは新しい可能性でもあります」と語った。
ヤコポ・ヴェントゥリーニCEO(最高経営責任者)は、「現在のシナリオにおいて、私たちの資源や従業員を守り、ブランドがこれまでに代わる新しい可能性を探ることができるよう、未来を見据えた決断を行うことが求められます。今回、ミラノでショーを開催することがより倫理的であると感じるのもそのためです」という。