コーディネート画像投稿アプリ「スタッフスタート」を提供するバニッシュ・スタンダード(東京、小野里寧晃社長)は、スタッフスタート内の新サービスとして、人材不足解消を目指す「ファンバサダー」の提供を6月27日から順次開始する。その第1弾としてUGC(ユーザー生成コンテンツ)機能「キュレーション」を打ち出す。
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「人材不足が深刻化する前に、今手を打つ必要がある。求めるのはただの労働力ではなく、ブランド愛のある真の仲間。だからこそ、ファンを仲間にするサービスを提供したい」と小野里社長。ファンバサダーは、ファンとアンバサダーを組み合わせた造語。サービス名であり、仲間となるファンを指す。顧客やOB・OGなど、その企業・ブランドが好きな人=ファンとつながり、ECサイトへの参画やスポット雇用、直接雇用を促す。
新サービスの皮切りとなるキュレーションは、スタッフスタートの管理画面から運用可能で、消費者のインスタグラム投稿をハッシュタグ検索し、自社ECサイトへの掲載依頼ができる。SNS計測用URLの発行で、投稿商品のECへのひも付けや効果測定もする。
秋以降には、ファンの発掘をバニッシュ・スタンダード側もサポートする機能を加える。同社がスカウトしたファンバサダー候補を管理画面上で閲覧できる予定。優れたファンバサダーに対しECへのコンテンツ投稿の呼びかけや、インセンティブの支払いも可能にしていく。
将来的にはスタッフスタートやファンバサダー経由の売り上げデータをもとに、店舗スタッフ、ファンバサダーのスコアを出せるようにする。これにより、企業が転職・就職希望の登録者やファンバサダーをスカウトできる。「スコア化での転職により、基本給アップが望める可能性も高まる」という。雇用する側、される側双方にメリットを生み、業界活性化を狙う。