米大手百貨店の22年11月~23年1月決算 減収基調、全社が減益

2023/03/10 07:58 更新有料会員限定


 【サンフランシスコ=立野啓子通信員】米大手百貨店の22年度第4四半期(22年11月~23年1月)決算は、4社合計の売上高が前年同期比4.5%減となった。微増収のディラーズを除き、いずれも減収で、純利益は全社減益となった。各社とも在庫調整のための値引き販売が多発し、粗利益率が低下。不採算店舗の閉鎖が始まっており、メーシーズはモールにある不採算店は全て閉鎖したとし、ノードストロームは、カナダの店舗閉鎖を発表している。

 22年度初頭は、百貨店の豊富な品揃えによる商品構成の総合力で、大きな回復が見られたが、インフレが始まった第2四半期からは再び減速した。商品の売れ行きも変化し、コロナ下で売れたアクティブ、カジュアル、ホーム関連に対し、今売れているアイテムは、メーシーズでは美容関連、メンズのテーラード、ドレス、靴など。ノードストロームでは、メンズとウィメンズのアパレルが好調とする。

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