冬が近づき、重衣料の提案が本格化する。すでに10月の店頭で羽織り感覚で着られるリバーコートやウールコートが売れている店があったり、アウターを下見する客が増えているという声があったりして感触は良い。種類は軽さのあるリバーコートのほか、ノーカラーやテーラーカラーのコートを提案する店が多い。昨年はざっくりとしたオーバーサイズのロング丈が気分だったが、今年はロング丈でもややすっきりした、きれいめのシルエットが人気だ。一部ではショート丈が支持されており、新鮮。色への関心も高まっている。柔らかなオートミールやライトグレー、ロイヤルブルーのコートが動いている店があるほか、重くなりがちな冬の装いを明るく見せたいとカラーパンツのニーズが高まっている店もある。
【関連記事】売り場観測・専門店レディス10月 実用性のあるブラウスやドレス
ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店
《今月のアピール》
10月はオリジナルのノーカラーコートやセーターが売れた。オリジナルのクラッチバッグや「アメリカーナ」のセットアップが特に人気で集客につながった。リアルレザーのパンツも好評だった。11月は毎年人気のタートルネックセーターやリバーコートが入荷する。新規客や、ふり客には定番のベーシックな商品を提案し、顧客にはロゴパーカやレッグウォーマーなどで新鮮さのあるカジュアルなスタイリング、遊びのあるアイテムの提案を増やす。「シッタパランティカ」の新作バッグや「スイコック」のサボもある。