専門店レディス10月の売り場観測 アウターよりもニットインナー

2024/10/07 07:58 更新有料会員限定NEW!


 中に着るニットアイテムが軸になる。一枚で様になるセーターから、レイヤードで楽しめるカーディガンまで、様々なタイプをコーディネート提案する。残暑の時期を経て、ようやく店頭の見え方が秋冬らしくなってきた。重アウターは、通常通りのスケジュールで受注会や消化を進めている店もあるが、気候変動を受けて「まだ出さない」判断をしている店も。本格的な打ち出しは11月からになりそうだ。

【関連記事】専門店レディス9月の売り場観測 薄手のアウターやニット羽織りに期待

ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店

レトロなアイテムに女性らしさ

 70~80年代から着想した「レトロモダン」がテーマ。ケーブル編みのセーターやレザーのブルゾン、チェック柄のコートにタイトスカートやパンプスを合わせるなど、トラッドに女性らしさを加えたスタイリングを提案する。ビンテージ加工したパーカやコーデュロイのパンツなど、大人が着やすいカジュアルなアイテムも推す。

コート10万2300円「マイホワイト」、トップ1万5400円、パンツ2万900円「ドゥーズィエムクラス」、ストラップシューズ14万3000円「アレクサワグナー」

 ジャケットやTシャツなどの定番品は、毎年人気のブラックやホワイトに代わって今季はブラウンから売れている。オレンジのセーターや黄色のグローブなど、鮮やかな色物にも期待する。前月はアウターやバッグなどの雑貨が動いたが、今月はニットアイテムやボトムの提案に力を入れる。

ジャケット18万7000円、カーディガン3万5200円、スカート3万4100円「ドゥーズィエムクラス」、パンプス15万4000円「フランチェスコ・ロッソ」

アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店

寒暖差楽しむレイヤード

 「寒暖差を楽しむ」をテーマに、気温調整とおしゃれを兼ね備えたレイヤードスタイルを軸に提案する。ボタンの開け方で様々な着方ができるタートルネックのカーディガンとシャツ、シャギーのニットベストとロングTシャツの組み合わせなど。毛足のあるニットアイテムをプラスして、秋冬のムードを高める。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事