百貨店婦人服オーセンティック9月の売り場観測 残暑でジャストシーズン企画が売れる

2023/09/29 14:00 更新有料会員限定


 外出機会の増加や残暑が長引いたことで、ワンピース、ブラウス、Tシャツと、ジャストシーズンの端境期商品が好調だった。秋物の本格稼働が遅れており、薄手の羽織り物やカットソーアイテム、ブラウスなど長く着られるアイテムが売れた。秋物はジャケットやニットアイテムが下旬から動き始めた。10月は秋物の本格化やコートの試着会などで店頭を活性化させる。(価格は税込み)

西武池袋本店4階

汎用性の高い商品

 売り上げは前年同月比1%増、客数は12%増だった。ブラウスやカットソーアイテムといった単品が中心だったため、客単価が下がった。ブラウス22%増をはじめ、ワンピースやスカートなどが前年を上回った。秋物は下旬から一気に動き、ニットのジャケットとコートの中間アイテムやセットアップが良かった。アームが広いジレやファーベストなど、今しか買えないアウターも売れた。通勤でも食事会でも着られる汎用性が高いタイプに集中している。10月はコート試着キャンペーンを実施する。これまでの受注会ではテーラードやダッフルなどウール系の反応が良い。異素材切り替え、スリーウェーのボリューム感あるタイプも売れた。

大ぶりパールボタンがポイントのニットプルオーバー2万2990円。特殊加工でボリューム感とストレッチ性を高めたポリエステル糸で軽く立体的なデザインに仕上げた。同素材の立体的なシルエットのニットスカート2万2000円「自由区」
表はふわふわとした程良い起毛感のノーカラーニットコート3万3000円。裏はさらりと肌当たりのよい素材感。シンプルなニットプルオーバー1万9800円、プリーツティアードスカート2万900円「ビアズリー」

松屋銀座本店4階

きちんとスタイル

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事